『永遠の桃花』夜華はなぜ素素を守れなかったのか

夜華の失敗は愛がなかったからではなく、天族の秩序の中で愛し方を間違えたことにあります。

『永遠の桃花』で最も苦しい部分の一つが、夜華と素素の物語です。夜華は素素を愛しているように見えるのに、彼女を守りきれません。この矛盾が、多くの視聴者に引っかかります。

SPOの公式紹介でも、本作は三世に渡る愛と運命を描く作品として紹介されています。その中で素素の時代は、白浅が最も弱い立場に置かれる時間です。

素素は、天界で身分を持たない

素素は人間として天界に入ります。夜華の愛があっても、天族の秩序の中では弱い立場です。周囲から見れば、彼女は太子の相手としてふさわしい存在ではありません。

夜華は彼女を守ろうとして沈黙や策略を選びます。しかしそのやり方は、素素には伝わりません。守るための沈黙が、彼女を孤独にします。

愛と制度がずれている

夜華の失敗は、愛が浅いことではなく、天族の制度を甘く見たことです。彼は自分が耐えれば守れると思いますが、素素はその内側で壊れていきます。

この視点で見ると、白浅が記憶を取り戻した後の怒りも自然です。彼女が責めているのは、愛の有無だけではなく、守ると言いながら一人にしたことなのです。

参考にした資料

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